- スポーツライター・小宮良之のブログ - ADMIN
2008.09.24 Wed 00:01
あきたこまち
今日はFC東京取材。
ある選手のノンフィクションで密着中です。
いくつか痺れるプレーを見せてもらいました。
マンオブザマッチは間違いなく石川直宏選手。
あ、ブログで「RUN」を紹介してくれてありがとう!

明日からは秋田取材。
都内よりも10度近く気温が低いとか。
すでに温かい食べ物がおいしいんだろうか。
きりたんぽ?
べただな〜

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2008.09.17 Wed 11:57
鹿島神宮参り・・・。
今日から鹿島取材。今準備中の連載ノンフィクションの取材、一環です。
ピッチの状態が心配ですが、いい勝負になることを願いつつ・・・。
長旅の共はいくつかの文庫本。

最近、伊坂幸太郎さんの作品を始めて読破し、はまっています。
「グラスホッパー」という小説、これは良かった!三者三様の登場人物がやがて一つの物語に集約されている形なのですが、描写がファンタジーでありながらリアルで切なさを感じさせてくれるのです。
「人は誰でも、死にたがっている」と囁き、人を自殺させる殺し屋。「自分は操り人形ではないか」とうなされるながら残酷な殺しを繰り返す若者。惨いやり方で妻を殺されて復讐を誓いながら運命に翻弄される鈴木。そこに、押し屋と呼ばれる、人を突き落として死に至らしめる人物が、強烈な個性で絡んでいきます。
なかなか物騒なキャラクターが多いんですが、バイオレンスよりも、人間のはかなさの方が強く読み込め、一気に読んでしまいました。

と言うわけで、鹿島までの長旅は「ラッシュライフ」(伊坂さん)と、「闇の子供たち」(梁 石日)辺りを持って行こう。
到着するまでは、もう遠足気分です。はい。

グラスホッパー (角川文庫 い 59-1)グラスホッパー (角川文庫)
伊坂 幸太郎


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2008.09.04 Thu 20:13
世界ランク4位のスペイン人テニス選手、ダビ・フェレールが100以下の錦織に負けたけど。
全米オープンのフェレール、さすがに混乱していたようですね。
女性審判に差別的な発言もしたり、大会後の彼は反省しきり。
「ナーバスになっていた」と告白していますが、頭に血が上りすぎてしまうのは民族的傾向な気もします。瞬間湯沸かし器と言うか、とかく熱くなりやすいスペイン人。
エレガントな選手が多い中で、スペイン人選手はなかなか野性的です。
世界ランクナンバー1のナダルはまさにその象徴。さすがに洗練されてきましたが、少し前までは島育ちの腕白小僧という感じで。
スペイン人選手はスマートさや華麗さよりも、ドル臭さ、逞しさが求められるクレーコートに強い。全仏オープンでは過去15年、ブルゲラ、モヤ、アルベルト・コスタ、フェレーロ、そしてナダルの4連覇とスペイン勢が席巻。クレーはスペイン人の粗野な生き方に適合するのでしょうか。
言ってみれば大味なんだけど(料理も)、なんか心に訴えるもんがあるというか、憎めないというか。
僕はそんな田舎臭さが嫌いじゃなくてスペインに暮らしていたような気もします。

翻って、フェレール対錦織戦、挑戦者は最後まで我慢して立ち向かい、ミスを誘い出し、勝利を収めました。ベスト8入りはなりませんでしたが、同じ日本人として誇らしかった。心に残る戦いをありがとう。
日本人ならでは、きめ細やかな戦いだった。

ちなみに僕自身はマメでも、我慢強くもなくて。スペイン人の気性の方が合っているような気も。
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2008.09.01 Mon 12:11
パラカロー、エフハリストー、アンディオ
欧州フットボールの新シーズン、ようやく始まった感じです。
リーガ開幕戦、ヌマンシアがらしい戦いで見事にバルサを打ち破りました!カウンターから1点を奪うと、波のように押し寄せる攻撃をまさに死力を尽くして守り抜き・・・凡庸な表現ですが、魂を感じさせる戦いを繰り広げました。
sois campeon!
取材でこの町に1週間滞在したことを思い出し、胸に熱いものを覚えました。選手たちは気さくで、オフの日にスタジアムに行くと、ファンカルロス・モレーノはTシャツとパンツを貸してくれて、スタジアムをジョグしたっけ。なんか得した気分でした。
でも、見知らぬ日本人に丁寧に、フレンドリーに接してくれたのは、、福田健二という日本人選手がヌマンシアで愛されていたから。
運命の皮肉なのか、それともプロフットボール界の真理なのか、ヌマンシアがバルサを破った同日、福田選手はギリシャ2部、イオニコス移籍を発表しました。
イオニコスは2007年までは1部の常連。昇格を絶対条件に大量補強で挑むようで、外国人助っ人、フクダにかかる期待と評価は相当なもの。ギリシャフットボール界は近年、スペイン人監督や選手が流入して結果を残すなど、密かなスペインブームで・・・。
福田選手が移籍を決心するまでの葛藤や決意は、いずれ描ききりたいと思っていますが、今は走り続けるしかないということでしょう。
再びスタートラインに立った勇敢な彼に、今は多くの幸あらんことを。
エーゲ海を眺める港町に訪れ、その勇姿を見ることを楽しみに。

ヤースウ!
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2008.08.20 Wed 00:29
PRIDEはなくなったけれども。
 −将来は?
 「オリンピックで金メダルを取って、『PRIDE』に行きます」
 −ところで、彼女はいるの?
 「いません。今は興味ないです。強くなれば寄って来るんで(笑)」
 −それこそ、PRIDEにいってから?
 「そうです!」
 4年前、彼はそう言い放った。
 名門、国士舘高校柔道部、100kg級で大将だった彼はたしかに期待された柔道選手だったが、金メダルを取るという発言は本気に受け取るにはあまりに無邪気過ぎた。
 僕は半ば冗談として受け取った。
 しかし今、その高校生は北京で見事に金メダルを手にしている。有言実行という表現は陳腐か。
 100kg超級の金メダリストに輝いた石井彗くん、彼の生き方は興味深い。

 おそらく、金メダルの道程は生半可なものではなかったろう。
 と言うのも、彼の柔道は日本では邪道のように言われることもしばしばだった。彼は国際ルールを強く意識、仕掛けていると見せかけながらポイントを稼ぎ、相手が焦って出てきたところを狙ってつけいる戦法を採った。世界で勝つための柔道。積極的に攻め、鮮やかな一本柔道が尊ばれる日本で、彼は異端なる存在だった。
 石井くんは重圧に耐えて己の柔道を貫いた。国技の柔道を自分流に戦うことの難しさを感じていたはずだ。全日本選手権で優勝して北京行きを決めたが、優勝したにもかかわらず解説者から非難され、本人も不甲斐なさなのか人の目も構わず涙に暮れた。そして北京では日本男子柔道選手たちがメダルの期待を背負いながら相次いで倒れていく中、彼はその戦い方に殉じ、勝利を収めたのである。
「強くなりたい」と願った彼は一徹だった。
 にもかかわらず、彼の面白いところはそんな頑固な柔道をしながらも、陽気なお調子者のキャラクターが消えないところにある。今大会でも「五輪のプレッシャーなんか斎藤先生のプレッシャーに比べたら屁の突っ張りにもなりません」と暢気に言ってしまう。
 なんというか、かわいげがあるのだ。
 そういえば、石井くん、冒頭の記事が掲載された後、先生方から大目玉を食らったらしい。
「なに調子に乗っているんだ!」と。
 ひょっとすると、今頃も、言われていたりして。
 残念ながらプライドという団体は消えてしまいましたが、天下のお調子者の次なる展開はどうなるのでしょう?

 
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