- スポーツライター・小宮良之のブログ -
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2009.01.22 Thu 20:44
燃えよ剣
司馬遼太郎さんの「燃えよ剣」を読了。
新撰組の副長、土方歳三の生き方に淡い憧れを抱きました。
動乱の幕末、様々な思想が渦巻く中、剣に生を託した男の信念は一度もぶれず。
剣に生き、剣に死んだ男は文中で言います。

「刀は、美人よりもうつくしい。美人は見ていても心はひきしまらぬが、刀の美しさは、粛然として男子の鉄腸を引き締める。目的は単純であるべきである。思想は単純であるべきである」
「どうなる、とはおとこの思案ではない。婦女子のいうことだ。男とは、どうする、と言うこと以外に思案はないぞ」
「男の一生というものは、美しさを作るためのものだ、自分の。そう信じている」

事実、彼は乱世を戦って死ぬことを本懐とし、函館五稜郭で果てるのです。降伏を潔しとせず。生きながら死ぬことをよしとせず。

司馬さんの描く土方は、男がこう生きたいと思いながら、そうはなかなかできない存在であり、それだけに読者は引き込まれていくのではないでしょうか。
幕末から明治維新にかけては国家の基礎を作った偉人がいるんでしょう。けど、僕が興味を引かれるのは、土方のような欠落した部分も含めて人間的で、愚直な存在で。むしろ、敗れたように見えて敗れてはいない男なのです。

今は打って変わり、こちらもお気に入りの作家、伊坂幸太郎さんの「死神の精度」を読書中です。
虚構の世界と現実を行き交うような世界観が好きなのだ。

燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)
司馬 遼太郎


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