- スポーツライター・小宮良之のブログ -
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2009.12.11 Fri 13:58
ナンバーノンフィクション78
12月10日発売のNumber、ナンバーノンフィクションで「オレは最後に笑う。」を執筆しました。
ポルトガルで奮闘する、相馬崇人選手の物語。

ナンバーノンフィクションは2005年に発表した「遺書」、2006年の「ヴェルディは死んだ」以来。
思えば、ヴェルディは死んだ、で重要な証言をしてくれたのがソウでした。

ソウとの付き合いはヴェルディ時代、廣山君に「海外志向のある面白い選手がいますよ」と紹介されて以来だったか。
自尊心と上昇志向が強い若者というのが第一印象ですが、しっかりしたキャラクターを持った選手だな、と思い、親交が始まりました。
海外でプレーしたい、と言う気持ちは当時から強かった。
会うたびにそういう話にはなったし、僕が執筆した「RUN」の影響も少なからず受けていたようです。
「いつか海を渡ったらその物語を書こう」と約束したり。
一方で、ソウが海を渡ることはない、とも僕は思っていました。
金銭面を含めて、海外でのプレーはあまりにリスクが大きいのです(浦和のようなクラブで数千万円もらっている選手はスポンサーを付けない限り、商品価値として同額を払えるクラブは欧州に存在しない)。
だから、退団を決めた彼から連絡をもらっても半信半疑でした。

しかし、彼はそのリスクを負ってまで、海を渡ったわけで、びっくりというか。
むちゃくちゃだな、と思いました。
半面、一人の男として喝采を送りたくなった。
同時に、約束を果たさなきゃ、と思い、さらに、これはきっと面白い取材になると確信しました。

原稿に書いたように、彼の挑戦はまだ始まったばかりで、正解だったのか、不正解だったのか、答えは出ていません。
しかし、プロアスリートが高みを目指す挑戦者だとすれば、彼の決断は至極まっとうです。
幸あれ、と思います。
今、浦和から戦力外を突きつけられ、立つ鳥あとを濁しながら去るブラジル系日本人選手とはまるでケースは違う。
利権にまみれた唾の飛ばし会いは醜いことこの上ない。無様だ。
一方、ソウは自分の意志で道を切り開いた。彼は年下だけど、男としての気概を感じます。

そういうわけで、誇り高き日本人サッカー選手の、海を越えた戦い、その途中編、どうぞご覧あれ。

遺書が単行本RUNにつながったように、もがきながらも夢をつかもうとするソウの物語もそうなることを祈りつつ。

Sports Graphic Number 2009年12/24号Sports Graphic Number
2009年12/24号


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★ COMMENT

footballnetさんから飛んできました。
福田さんの記事もよかったけど、相馬のやつも楽しみにしています。明日買います!
2009.12.12 01:16 | posted by とおりすがり | URL | EDIT |

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